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お盆過ぎからどうにもこうにも「イッダマシが入らん(魂が入らない)」状態でした。だるくて。
今年の夏も酷暑だったので 、まあ夏バテもあるのでしょうが、他にもいろいろありまして(なはははは・・・)ぐったり。気がつけば昨日は彼岸のお中日というありさま。ガガー――ン!!
秋こそいろいろやんなくちゃいかんのだけれど。それどころか身の回り家の中すら壊滅状態。まずいまずいと焦れば焦るほどだるくなる。隣近所から盛んに草刈機や耕運機の音がしてくるし、モモの散歩に出れば朝7時にはみんな畑で一汗かいているのです。働き者が多いうちのご近所さん。焦るぞ~。
落ち着け。
ひとつひとつ、できることから片付けていくんだ。
気を取り直して門口の菊の周りの草取りを始める。
一本、一本と引っこ抜いていくうちに、頭が空になっていきます。
そうすると、だんだんだるかった体が油を差したように滑らかに動き出します。
畑は、動物たちは、いつもわたくしを救ってくれます。
ほんとうにありがたいことです。
今年もジョロウグモの求愛シーズンがきました。もう庭中、畑中蜘蛛の巣だらけです。迂闊に夕方歩くと、体中に蜘蛛の巣がへばりつきます。
写真の雌グモはどうも甲斐性のある雌らしく、雄が二匹求愛にきています。蜘蛛類はだいたい雌のほうが体が大きいのです。ジョロウグモも雄は雌の前足の長さもありません。交尾の後うろうろしていると雌に喰われてしまうのもいたしかたございますまい。
交尾後、雌が雄を捕食する事が多いといわれる蜘蛛類ですが、とくにゴケグモ類にはその種が多いらしいです。毒グモで有名なセアカゴケグモなど、雄が交尾を終えるなり、まるで投身自殺のごとくコロンとひっくり返って雌の口の前に身を投げるらしいです。何を考えておるのでしょうか?まったくもって究極の愛とはこのことなり。「それがしあわせ♪」と遺伝子の中に書かれているのならば、愛する雌の牙の前に身を投げる瞬間に、凄まじい快楽を感じるのでありましょうか?わたくしセアカゴケグモの雄ではありませんので、その感覚量りがたし。
ひょうたんの実は見るだけで和むなあ。なんでこんなユニークな形をしているのでしょうか?万物生成の神の設計というのは、なかなかに味があります。
豊臣秀吉が自分の馬印に、千成ひょうたんを使ったという話ですが、すごいセンスですね。でもなんとなく巷に伝えられる秀吉のキャラと千成ひょうたんというのはぴったりのような気が。
なんといっても、ひょうたんはめでたい!豊穣と繁栄のシンボルですから。血なまぐさい戦場であえてひょうたんのようなひょうきんなシロモノを使って見せるところが、かの偉人の戦略でありましたのでしょう。
それほどまでに「豊穣と繁栄」を願いながら、豊臣家が二代で滅びてしまったのはなんとも皮肉という他はないですが・・・・・。
鹿児島市のチベットたる我が家は山の中。人家もとぼしい野中の道がほとんどです。
釣瓶落としの秋の夕暮れでは、あっという間に真っ暗。街灯がなければ、ここらは真の闇でしょう。
わたくしも一応おなご、防犯上あまり真っ暗闇の中を動きたくありません。しかし、街灯をとぼすのもエネルギーを使います。あまり人っ子一人通らない山中に街灯というのもエネルギーの無駄遣いといわれてもいたしかたないでしょう。ここのところが難しいところです。
凶悪な児童誘拐とか、いたずらとか、統計的に暗い場所で起こっているらしいですからね・・・・・。
夜中に帰ってきて、木戸口まで点点と街灯が灯っているのは、やっぱり安心するもんなア。
東京に住む20年来の友人が怒りに震えてメールを送ってきました。
衝撃的な内容ですぞ。
――――友人の向かいの老夫婦の家に、生後間もない子猫が雨宿りしていた。介護する姪御さんが猫がダメなので、困った老夫婦はいろんな公共機関に相談したのであるが、各公共機関殿の返事は「自分で処分してくれ。」処分の方法のアドバイスは
①クレゾールで焼き殺す
②熱湯で煮殺す
③ビニール袋に入れて窒息死させる
④餓死させる
だそうな。それでもってご丁寧にもご忠告がついておったのですと。
「猫を快楽殺戮させたのを発見された場合、罰金50万円を課せられますのでご注意ください」
!?!?!?!?
これが日本の首都の公機関の見解ですわ!
猫やウサギや人間の幼児を快楽のために殺す連中の論理と、てめえらの論理とどこに違いがあるんじゃ?!
あまりのことに猫好きの友人はその子猫たちをひきとり、自分の乳飲み子といっしょにミルクとしっことウンコ三昧の日々に拍車がかかりましたとさ。
ちゃんちゃん♪
トウガンってヤツは、取れたてほやほやだと実のあらゆるところがトゲトゲなんですわ。スーパーで売ってるのはトゲが取れたのか取ったのかすべすべのお肌をしていますが。
このトゲトゲが結構強烈で、うっかり触ると手の平全面にバシバシビシビシ突き刺さります。んで、かなり痛い。
鹿児島弁で言う「ピが立つ」状態ですな。「ピが立つ」という言葉は大好きです。「大怪我をするわけではないけれど、結構鋭いトゲが皮膚表面に突き刺さり、痛みが走る」状態を言い表すのに、これほど適切な表現はなかろう、と思うほどです。
「台風が来る前にトウガンの大きいのはとっておこう」と思い、降り始めた雨と吹き始めた風の中、大急ぎで取って回りました。
手の平にトウガンのピが立ちまくりました。
「ピが立つ」という言葉は大好きですが、「ピが立った」状態は好きではありません。むずむずする。
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