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なんせ東アジアでは昔から味噌の出来具合でその年の家や国の吉凶を占ったというほどでありますからして。
もっともどんな神様もその神様が求める作法とルールを守って貢物をすれば結構言うことを聞いてくれるもんなんであります。
というわけで、1袋15g¥120で買える麹神様が求める作法は、
こんなところですか。
なので蒸し麦をほぐして水分を飛ばしながらさますときは、よくさましてください。ちゃんと温度計で確認しましょう。素人の勘はあてになりません。もし温度が高いまま麹を種付けしてしまうと、麹は死滅して乳酸菌や納豆菌のような高温を好む菌の繁殖を招いてしまいます。
種麹は理論上は1・5gでいいんですが・・・・・・それじゃあんまり少ないので5g。大過ぎるとたいへんな勢いで発酵して温度が上がりすぎてしまいます。かといって一度開けてしまったら、長くは取っておけないし。あとは甘酒かどぶろくを造るぐらいか。一袋¥120ぐらい。
塩は専売公社のより多少値が張っても天日干しのミネラル塩の方がおいしいです。
焼酎は消毒用。バケツを拭いたりもします。最後に上からかけまわしてカビを防ぎます。
だし昆布は漬け込んでおいて味噌に風味をつけます。最後に残ったこのだし昆布を、細かく切って味醂と砂糖と濃い口醤油で味を調えて煮るといい佃煮になります。
麦10kgと大豆4kgのところを麦1kgと大豆400gで、これが結構うまくできるんですわ。(薩摩人なので麦味噌)
「味噌作り」というと、納屋からモロブタだしいの大蒸し器だしいの臼をだしいの樽をだしいの、それをまた全部洗って日光消毒して、終わったらまた洗って日光消毒して梱包して納屋にしまいいの、でたいへん大掛かりでめんどくさいイメージがありますでしょ?
1/10量だと、通常の台所用品の範囲でできるんですわ。んでもって通常の炊事仕事の合間でできるし、麹発酵の温度管理もしやすい。保存場所にも困らない。加えて万が一失敗してもロスが少なくてすむ。
いいですぞ~~。1/10量。年に2,3回作れば一年分には間に合うし。ぐうたらなわたくしでもめんどくさくない。
ちょいと特集します。さあ、みなさんLet‘try味噌作り。
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